敬体文と簡体文
① 名詞文:判断助動詞「です」
体A は 体B です。→ 体A は 体B だ。/体A は 体B である。(現在・未来肯定時)
例:田中さんは私たちの中国語の先生です
→ 田中さんは私たちの中国語の先生だ。/田中さんは私たちの中国語の先生である。
……ではありません。→ ……ではない。(現在・未来否定時)
例:明日は雨ではありません。→ 明日は雨ではない。
……でした。→ ……だった。/……であった。(過去肯定時)
例:以前、鈴木さんは病院の看護婦でした。
→ 以前、鈴木さんは病院の看護婦だった。/以前、鈴木さんは病院の看護婦であった。
……ではありませんでした。→ ……ではなかった。(過去否定時)
例:以前、ここは銀行ではありませんでした。→ 以前、ここは銀行ではなかった。
名詞の推量文(認知だけ):主観的委婉断定
体A は 体B でしょう。 → 体A は 体B だろう。(現在・未来肯定)
体A は 体B ではないでしょう。 → 体A は 体B ではなかろう。/ではないだろう。(現在・未来否定)
体A は 体B だっただろう(でしょう)。(過去肯定時)
体A は 体B ではなかっただろう(でしょう)。(過去否定時)
② 形容詞文:判断助動詞「です」
体A は 形容詞原型 です。→ 体A は 形容詞原型。(現在・未来肯定時)
例:ここの景色は美しいです。→ ここの景色は美しい。
……形容詞の連用形 ない です。→ ……形容詞の連用形 ない。(現在・未来否定時)
例:明日は暑くないです。→ 明日は暑くない。
……形容詞の詞幹 かった です。→ ……形容詞の詞幹 かった。(過去肯定時)
例:先週の月曜日は忙しかったです。→ 先週の月曜日は忙しかった。
……形容詞の連用形 なかった です。→ ……形容詞の連用形 なかった。(過去否定時)
例:昨日は暖かくなかったです。→ 昨日は暖かくなかった。
形容詞の推量文(認識だけ):主観的委婉断定
体A は 形容詞原型(~~い)でしょう。 → 体A は 形容詞原型(~~い)だろう。
体A は 形容詞詞幹 かろう。
(現在・未来肯定時)
体A は 形容詞連用形 ないでしょう。 → 体A は 形容詞連用形 ないだろう。
体A は 形容詞連用形 なかろう。
(現在・未来否定時)
体A は 形容詞詞幹 かっただろう(でしょう)。(過去肯定時)
体A は 形容詞連用形 なかっただろう(でしょう)。(過去否定時)
③ 形容動詞文:判断助動詞「です」
体A は 形容動詞の詞幹 です。→ 体A は形容動詞の詞幹 だ。(現在・未来肯定時)
例:この部屋はきれいです。→ この部屋はきれいだ。
……ではありません。→ ……ではない。(現在・未来否定時)
例:あの本は有名ではありません。→ あの本は有名ではない。
……でした。→ ……だった。(過去肯定時)
例:昨日のパーティーは賑やかでした。→ 昨日のパーティーは賑やかだった。
……ではありませんでした。→ ……ではなかった。(過去否定時) < |